【危険】ノッキンオン・ロックドドア(ノキドア)を漫画raw/zip/rar/で読むと後悔する末路…

「ノッキンオン・ロックドドア」原作のあらすじ・ネタバレ【ドラマ化決定】

2023年7月からテレビ朝日系で放送されるドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』。主演はSixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾です。このドラマは、青崎有吾による人気ミステリー小説シリーズが原作ですが、原作を読んだことがない人も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、原作小説のあらすじとネタバレを紹介します。ドラマを見る前に、原作の魅力に触れてみましょう！

原作小説とは？

『ノッキンオン・ロックドドア』は、青崎有吾による推理小説シリーズです。徳間書店から単行本が2巻、文庫本が2巻刊行されています。また、繭つ麦による漫画版もウェブトゥーン配信アプリ『Hykecomic』で連載されました。

このシリーズの主人公は、不可能〈HOW〉な状況のトリックを推理する御殿場倒理と、不可解〈WHY〉な状況から動機や理由を解明する片無氷雨という2人の探偵です。2人は相棒かつライバルという関係で、1つの事件を解決するためにそれぞれの得意分野を活かして推理します。

原作1巻のあらすじ・ネタバレ

原作1巻『ノッキンオン・ロックドドア』には、6つの短編エピソードが収録されています。以下にそれぞれのあらすじとネタバレをまとめます。

ノッキンオン・ロックドドア

探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」にやってきた依頼人は霞蛾水江という女性です。彼女の夫で画家の英夫が自宅で不可解な死を遂げたというのです。現場は密室で、死因は毒物摂取。しかし、毒物がどこから入ったかわからないばかりか、英夫は毒物アレルギーだったという事実も判明します。

倒理と氷雨は現場を調査し、容疑者として水江や息子で同じく画家の竜也、画商の三越を挙げます。しかし、3人ともアリバイがあります。そこで倒理は、「不可能」な密室トリックを解き明かします。英夫は自分で毒物入りの絵具を飲んだのですが、それは竜也が仕掛けた罠だったのです。

竜也は父親と作風で対立しており、父親の絵を売り払って自分の絵を売ろうと画商と結託していました。しかし、英夫はそれに気づいて竜也の絵を破り捨てたのです。その復讐として、竜也は英夫の絵具に毒物を混ぜておきました。そして、英夫が毒物アレルギーだと知っていた水江に、絵具を飲ませるように仕向けました。水江は英夫に絵具を飲ませることで、彼が毒物アレルギーでないことを証明しようとしたのですが、逆に彼を殺してしまったのです。

氷雨はこのトリックの「不可解」な動機を解明します。竜也は父親の絵を売り払って自分の絵を売ろうとしたのではなく、父親の絵を自分のものだと偽って売ろうとしたのです。竜也は父親の絵に憧れていたが、自分には才能がなかったからです。しかし、父親は竜也の絵に価値がないと言って破り捨てたのです。そのことが竜也のプライドを傷つけ、父親への憎しみに変わったのです。

倒理と氷雨はそれぞれの推理をもとに、竜也を犯人だと断定します。しかし、竜也は自分が仕掛けた罠にかかって死んでしまいます。彼は父親の遺品である絵具を使って絵を描こうとしたが、その中に毒物が入っていたからです。倒理と氷雨は事件を解決し、「ノッキンオン・ロックドドア」に戻ります。

髪の短くなった死体

「ノッキンオン・ロックドドア」にやってきた依頼人は鳥羽美咲という女性です。彼女は恋人である小林智之が殺された事件の真相を知りたいと言います。智之は美咲が働く美容院で髪を切ってもらった後、店から出てすぐに刺殺されました。容疑者は美容師である美咲や同僚の松本和馬、店長の山田光男ですが、3人ともアリバイがあります。

倒理と氷雨は現場を調査し、「不可能」なトリックを解き明かします。智之は美容院で髪を切られた後、店から出る前に殺されていました。殺害方法は鋏で首筋を切られたことです。しかし、智之は店から出てすぐに倒れたように見えました。それは松本が仕掛けた罠だったのです。

松本は智之に髪を切らせる前に、彼の首筋に細い針金を巻き付けておきました。そして髪を切る際に針金で首筋を切り裂きました。しかし針金は血管や神経を切断するほどではなく、智之はすぐに死ぬことはありませんでした。松本は智之に血止め用のタオルやコートなどで首

首を隠しておきました。そして智之に店から出るように促しました。智之は店から出た途端に血圧が下がり、倒れて死んだのです。松本はその間に店の中でアリバイを作っていました。

氷雨はこのトリックの「不可解」な動機を解明します。松本は智之を殺したのではなく、美咲を殺そうとしたのです。松本は美咲に恋心を抱いていましたが、彼女は智之と付き合っていました。松本は美咲に髪を切らせることで、彼女の手に血が付くように仕組みました。そして美咲が智之の死体を見たときに、彼女がパニックになって自分を刺すと思ったのです。しかし、美咲は冷静に警察に通報しました。松本は自分の計画が失敗したことに気づき、逃げようとしましたが、倒理と氷雨に捕まりました。

倒理と氷雨はそれぞれの推理をもとに、松本を犯人だと断定します。しかし、松本は自分が仕掛けた罠にかかって死んでしまいます。彼は自分の鋏で首筋を切って自殺したのです。倒理と氷雨は事件を解決し、「ノッキンオン・ロックドドア」に戻ります。

その他のエピソード

原作1巻『ノッキンオン・ロックドドア』には、他にも以下のエピソードが収録されています。

• 猫の目：倒理と氷雨は猫好きの依頼人から、猫が殺された事件の真相を知りたいと言われます。現場は密室で、猫は毛布で絞め殺されていました。容疑者は依頼人の隣人である老婆やペットショップの店員ですが、2人ともアリバイがあります。倒理と氷雨は「不可能」な密室トリックと「不可解」な動機を解明します。
• 魔法使い：倒理と氷雨は魔法使いを名乗る依頼人から、自分が殺されそうだと言われます。依頼人は自分の部屋で魔法陣や呪文などを使って魔法を行っていたが、何者かに襲われたと言います。現場は密室で、依頼人は腹部を切られて重傷を負っていました。容疑者は依頼人の友人やライバルなどですが、誰も現場に入れなかったことが判明します。倒理と氷雨は「不可能」な密室トリックと「不可解」な動機を解明します。
• 白昼夢：倒理と氷雨は夢見る少女から、自分が見た夢の意味を知りたいと言われます。少女は夢の中で自分が殺される場面を何度も見ており、その夢が現実になることを恐れていました。少女の夢では、自分が自宅で眠っているときに何者かに刺されて死んでいました。容疑者は少女の家族や友人などですが、誰も少女を殺そうとする理由がありませんでした。倒理と氷雨は「不可能」な夢のトリックと「不可解」な動機を解明します。
• 鏡の中の顔：倒理と氷雨は美人の依頼人から、自分が鏡に映ったときに見た顔の意味を知りたいと言われます。依頼人は自分の顔が鏡に映ったときに、別の女性の顔が重なって見えることがあると言います。その女性は依頼人に似ていましたが、より美しく若々しかったです。依頼人はその女性が自分の母親だと思っていましたが、母親は既に亡くなっていました。倒理と氷雨は「不可能」な鏡のトリックと「不可解」な動機を解明します。